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2018年6月26日 (火)

2018年6月26日 (火)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(26、27日)
拳銃使用を躊躇するな

【治安うんちく】
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 26日午後2時ごろ、21歳の男が富山市内で交番にいた警察官を刃物で刺したうえ拳銃を奪って逃走。近くの小学校に入り込み、そこで警備員に発砲。この事件で刺された警察官と撃たれた警備員の2人が死亡した。男は学校の玄関付近で警備員の男性に発砲後に警察官に撃たれて身柄を確保された。
 犯人は元自衛官の男(21)で、病院に搬送されたが重体という。
 事件が起きた時間は生徒たちの下校時間。学校は生徒を校舎内に留め置き、保護者に一斉メールで事件を知らせて児童を迎えに来るように要請。幸い子供たちにけが人はなかった。
 警察官が拳銃を奪われた事件と言えば平成4年2月、東京都清瀬市で派出所にいた巡査長(42)が首や胸などを刃物で刺され死亡。犯人は5発の実包が入った巡査長の拳銃を奪うとという事件がある。犯人はまだ捕まっておらず、控訴時効になっている。
 最近には今年4月21日にけんかの通報を受けて駆けつけた愛知県警の巡査長が、拳銃を現場にいた男に一時奪われたが、幸い同僚の男性警部補に取り押さえられた。この事件ではけが人はなかった。
 平成28年1月には神奈川県横須賀市の市営団地で、男が神奈川県警の男性巡査部長の拳銃を奪って発砲し、うち3発が巡査部長に当たったが、巡査部長は撃たれながらも男を逮捕した。
 さらに17年5月には、岐阜県多治見市の路上で、盗難車両を追跡中の男性巡査が2人組の男らに拳銃を奪われた。男らは軽自動車で逃走。巡査は右手中指を骨折するなどのけがをしている。
 あれは平成13年だった。東京・三軒茶屋で「刃物を持った男が暴れている」の110番で、警視庁の警部補(51)が駆けつけて制圧しようとしたが逆に襲われ、首や胸などを刺された。警部補は最後の手段として意識が消えていくなかで拳銃を発砲して殺害したが、自分も死亡してしまった。
 この時の国家公安委員長が村井仁さん。「警察官の拳銃は飾りか?」と激怒。国家公安委員会規則として「警察官等けん銃及び取扱規範」を制定して、拳銃使用を躊躇しないようにした。
 当時、自分も「これで効果が期待できる」と期待したものだった。これによるのかその後の平成15年には「構え」が34件、威嚇射撃が22件、実際に撃ったのは9件と「警察官の拳銃使用」は確実に効果が出た。
 今回の富山の事件は現場検証が終わらないと分からないが、交番で襲われた際になんで拳銃を使わなかったのか?やはり、まだ「躊躇」の意識が残っているのだろうか。もしそうだとすれば、今後予想されるテロ事件対策もあり、やはりもっと積極的に拳銃使用ができるよう検証すべきであろう。
  首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-4188-20.html

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