警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(14、15日 単位・レベル)
数字治安が良くても…
【治安うんちく】 凶悪犯の検挙率がアップしている。
警察庁によると今年5月現在の全国警察の刑法犯検挙率は37.3%で前年より2.5ポイントアップした。中でも体感的に影響が大きい凶悪犯が85.1%で同2.7ポイントのアップ。この裏には放火犯が74.5%と同5.0ポイントも上がっていることだ。
さらに最もアップ率が高かったのは風俗犯。前年より3.7ポイントあがって75.9%になったことだが、その大きな要因は賭博が実に68.0ポイントも上がって152.8%を記録したことだ。
例によって昭和の時代のような検挙率60%ちかくにならない大きな要因にあるのが、刑法犯全体の7割はあるとされる窃盗犯の検挙率の低さだ。昭和の時代、刑法犯認知件数が最も少なかった昭和48年の刑法犯の検挙率は57.8%。この年の窃盗犯は50.5%もあった。ところが今年は32.5%に止まっている。さらに乗り物盗が低く9.3%。それでも同0.2ポイントアップ。侵入盗が8.1ポイントも上がったことがせめてもの救いだった。
都道府県ランキングは高かったのは山形の71.2%、秋田の62.4%、鳥取の65.2%、長崎の64.0%、大分の60.8%など。
これに対して低かったのは大阪の21.9%、千葉の27.5%、埼玉の27.8%、茨城の31.6%、高知の33.8%と続いた。
特筆すべきは三重が前年を16.5ポイントもアップし51.5%と前進したことだろう。参考のために書くが東京は4.0ポイントもアップして34.5%と全国平均に近くなっている。
それにしても、静岡県藤枝市で発生した女性看護師が遺体で見つかった事件。犯人たちは、犯罪を誘引するインターネットのサイト上でのつながりが浮上している。事件も新たな時代を迎えているのかもしれない。
東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-4188-12.html
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