猫捕獲失敗、便利屋19万円請求に「怒り心頭」(10日)読売
清掃や害虫駆除など家庭のトラブル解決をうたい、高額な料金を請求したなどとして、奈良県内の6人が大和郡山市内の便利屋を相手取り、料金の返還と慰謝料など計約100万円の損害賠償を求めて奈良簡裁に提訴し、同簡裁が業者に全額の支払いを命じる判決を言い渡していたことがわかった。
「怒り心頭でした」。被害に遭った県内在住の男性(67)は唇を震わせながら語った。2016年5月に、隣家の駐車場の屋根の上に世話をしていた猫が逃げ込んだため、被告の便利屋に猫の救出を依頼。男性は仕事に出たため、妻(75)が対応したという。
便利屋の男性は金額を明言せず、虫捕り網だけを手に作業にかかり、猫の捕獲は失敗。「屋根に猫のフンがある」と自ら水洗いを提案し追加で作業をした。1時間もせずに仕事を終えると、「野良猫対策緊急対応」「高所作業カーポート洗浄」と称して、男性の妻に対して総額19万4400円を請求した。妻は強く抗議したが、「払ってもらうまで帰らん」と大声を上げたため、近くのATMで6万円を引き出して払ったという。その後、減額できたものの10万円を追加で支払った。
男性は「私が不在の時に妻を狙って請求していた。女性や高齢者という弱者につけ込む卑劣な手口だ。二度と人に迷惑をかけないでほしい」と訴えた。
県内の便利屋被害対策弁護団の深水麻里弁護士は「きちんとした便利屋もある」と前置きをした上で、「被害防止のためにも、見積額を明確にしない業者には仕事を依頼しないでほしい」と注意を呼びかけている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180510-OYT1T50075.html?from=ycont_top_txt
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