警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(18、19日 単位・レベル)
警察の発表のしかたによっては…
【治安うんちく】 昭和の時代、小欄が警視庁捜査1課を担当しているころ、通称「穴掘り班」と言われていた部署があった。捜査1課の第2係である。
彼らの仕事は、管内の全ての行方不明者の中から事件に巻き込まれた可能性の人を捜し出して捜査。そして犯人を割り出す。遺体がどこにあるのかを案内させ、埋められている遺体を掘り起こして発見すれば勿論「秘密の暴露」になる。掘り起こす作業が伴うことからそう呼称されていた。まさに、警察の産みの親、川路大警視の言葉「声無きに聴き形なきに見る」の仕事だった。
警察の仕事は事件が起きてしまったら犯人を逮捕して相応の罰を与えることだ。それが検挙率という数字にあらわれる。
警察庁によると今年4月現在の刑法犯検挙率は33.4%で前年より1.7ポイントアップした。中でも最も罪悪な殺人の検挙率は92.6%と高く、卑劣な犯罪の強制性交は93.6%を誇っている。
ランキングで高いのは山形の76.8%、鳥取の70.8%、長崎の68.8%、大分の67.6%、秋田の63.5%の順。
低かったのは大阪の23.0%、埼玉の27.5%、千葉の28.1%、鹿児島の31.3%、茨城の31.9%と続いた。
それにしても新潟市の女児殺人事件だが、報道を見ていると「白い乗用車」が捜査線上に浮かんでいるかのような報道が多かったが、警察は実は黒い車を追っていた。
身柄確保後に調べると車内には練炭が用意してあったといい、もし「黒い車」を最有力として報道されていれば、自殺していたかも知れない-と思うと、事件報道の難しさを痛感させられた。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-4188-15.html
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