警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(16、17日 単位・レベル)
金塊の密輸が増加
【治安うんちく】
香港から金塊の密輸を繰り返していた愚連隊「怒羅権」の関係者の男ら7人が警視庁に逮捕された。7人は箱の底に金属で覆った金塊を隠して、ガラス製品などとともに密輸していた。その額は昨年8~12月までに約48億円相当にのぼるという。
警視庁は暴力団関係者らで構成された大規模なグループによる密輸事件ではないかとみている。
さらに、韓国から金塊24キロ(約1億1千万円相当)を密輸したとして韓国人の男(47)と日本人の男(44)の4人がこのほど福岡県警に逮捕されるなど最近、金塊の密輸事件が増えている。
財務省によると平成29年に全国の税関が摘発した金地金の密輸事件は1347件で押収量は6236キロにもなっている。
平成20年からの年間推移をみると、同年は摘発件数が4件で押収量が94キロ。摘発件数は過去10年で最も少なかった。ところが、翌年の21年には摘発件数が急増し27件になり押収量も214キロにも増加した。しかし、その後は10数件台で推移したが、同26年には再び119件と3桁台になり押収量も449キロにものぼった。以降も増加し続けて昨年はついに4桁台になり、押収量も激増した。
このため全国の税関は水際での警戒を強めているが、名古屋税関はこのほど、中部空港(愛知県常滑市)に利用者がゲートをくぐる型の金属探知機を新たに設置している。
密輸入だけでなく日本国内では金塊に絡む強盗事件がおきるなど社会に大きな不安を与えており、このような水際作戦に期待したい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-4188-13.html
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