警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(15、16日 単位・レベル)
地域の安全確保に全力を
【治安うんちく】 新潟市で小学3年の女児が殺害された事件を受けて15日、栗生俊一警察庁長官は、全国の警察の地域パトロールなど担当の責任者を集め、子どもの安全を守るため、犯罪が多発する時間帯に重点的にパトロールを行うなど、地域の実情に即した防犯活動に全力で取り組むよう指示した。
犯罪の抑止には警察だけでなく民間の協力が不可欠だ。
警察庁によると平成28年の全国の防犯ボランティア団体は4万8160団体、構成員は27万5239人いる。
最も団体数が多いのは埼玉県の5984団体、構成員は27万5239人で、人口が最も多い東京都は3913団体で、構成員も14万8040人で約半分。
このほか東京と接する神奈川県が3573団体の19万2849人。千葉県が2606団体の14万8710人と首都圏はしっかりガードされているように見える。
しかし、今回の新潟県は人口が226万6000人に対してボランティア団体は787団体で、構成員は3万46751人。
団体数が最も少ないのは人口71万人の高知県が186団体。構成員が最も少ないのは人口74万人の徳島県で1万0492人など。
多いか少ないかは、人口だけでなく地理的事情や学校数、繁華街の大小などに加えてそれぞれの地域の実情によっても違ってくる。
長官の指示もあり、この際、各自治体は団体数や構成員数を見直すとともに地域住民の〝監視〟の眼の活用や青色回転灯自動車の配備などで抜本的な改革をすべきだ。
この青色回転灯自動車は全国に4万5396台ある。最も多いのは福岡県の583台。最も少ないのは鳥取県の41台だった。新潟県は77台で山間地が多い割りには少ないような気がする。今回の事件でも市部でありながらも被害者の通学路の見回りは行き届いていなかったという情報もある。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-4188-12.html
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