警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(11、12日 単位・レベル)
認知が減り検挙が増加
【治安うんちく】
還付金詐欺が大幅に減っているのに対して検挙件数が激増している。
先月末にはなんと18歳の大学1年の少年が警視庁に逮捕された。荒川区の82歳の女性に区役所職員を名乗り電話。「医療費の還付金を振り込むために新しいキャッシュカードが必要」などとだましてカード1枚を詐取。女性の口座から計41万円を引き出した疑い。本人は「先輩に頼まれてやった」と供述している。こうした少年の詐欺犯の検挙も増えている。
警察庁によると今年3月現在の還付金詐欺の認知件数は379件で、昨年同期が1038件だから659件の減少。3分の1近くも減っている。被害金額は4億7493万5000円で、同7億0461万7000円も減ったが、それでも億円単位だ。
被害者の性別では男性の被害者が38.6%なのに対して女性が61.4%もあった。
女性被害者の中でも被害者が最も多い年齢は60歳から69歳で31.5%を占め、70歳以上の女性が26.2%と半数以上が高齢者女性。男性で被害の多かったのは70歳以上の21.2%など。
「検挙に勝る防犯はない」の格言があるが、なんと検挙件数は前年同期が0件だったが今年は30件を検挙している。
認知件数の年間推移をみると平成20年が4539件と最も多く、翌年から減少し続けて22年には遂に83件まで下がった。ところが、その後は増加に転じて28年には3682件になり昨年は3137件と僅かに減少した。このように増減は繰り返している状態にあり、今年も3月まで減少したからと言って安心できない。
これが劇場型犯罪の所以である。せめてもの救いは検挙の増加なのだが…
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-4188-9.html
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