警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(4、5日 単位・レベル)
因果な商売ですね
【治安うんちく】 2日夜、東京都荒川区の路上で、手配中のワゴン車を見つけて職務質問をしていた警視庁の男性警察官が、運転していた男に刃物で切りつけられ負傷する事件があった。
さらに、先月には滋賀県彦根市の交番で、19歳の巡査が拳銃で41歳の警部を背後から射殺する事件など警察官が被害者になる事件が相次いでいる。まさに「踏んだり蹴ったり」の状態だ。しかし、警察官には常にそんな不安が付いてまわる。
昭和の時代からおもな警察官の殉職事件をあげると次のようになる。
あれは昭和46年だった。小欄も現地取材していたが成田空港建設反対闘争で現地に派遣されていた神奈川県警の機動隊がゲリラに襲撃され3人の警察官が殉職した。
これも現場にいたが昭和47年2月19日、追われた連合赤軍5人があさま山荘に立てこもった事件で、同28日に警察が強行突入した際、警視庁第2機動隊長(47)と特科車両隊の警視正(42)が銃撃され死亡。立てこもりから事件解決まで連日、死ぬ思いで取材したことは忘れられない。
警察官の殉職はあげればきりがない。主なものだけでも昭和59年には京都市北区の船岡山公園で警ら中の警察官(30)が、元警察官に刃物で襲われ、拳銃を奪われて射殺された事件。
平成に入っても2年11月には、東京都新宿区にある警視庁の独身寮「清和寮」で爆弾が爆発して新宿署員1人が死亡するなど殉職事件が相次いだ。
★平成4年2月 警視庁東村山警察署交番で警察官が刺殺されけん銃を奪われる。
★5年4月 パトロール中の警視庁上野警察署員が男に刺殺される。
★同11月 神奈川県警加賀町警察署員が横浜の中華街で暴れている男を逮捕しようとして刺殺される。
★8年10月 千葉県警東金警察署員が、窃盗容疑の少年に刺殺される。
★9年8月 福岡県警柳川警察署員が駐在所で刺殺される。
★同9月 群馬県警桐生警察署員が書店で窃盗犯の少年に刺殺される。
★同10月 福岡県警小倉北警察署員が、職務質問しようとした男に刺殺される。
★12年6月 青森県警むつ警察署員が職務質問中に男に刺殺される。
★13年6月 埼玉県警入間警察署員がアパートで、トラブル仲裁中に刺殺される。
さらに19年には愛知県長久手町で元妻を人質に立てこもった事件で愛知県警の警察官1人が殉職、1人が負傷。
同年2月にはこんな悲しい事件が起きた。
自殺志願で踏切に侵入した女性を助けようと警視庁の巡査部長が後を追い、女性をホーム下の退避スペースに押し込んだものの、自身は通過する列車にはねられて死亡した。
こうしたニュースを並べてみると、警察官とは因果な商売である。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-4188-2.html
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