【財務次官セクハラ疑惑】財務省、異例の要請 告発の女性記者に調査協力呼びかけ 識者「報道の鉄則、理解ない」(17日)産経
「週刊新潮」で報道された財務省の福田淳一事務次官による女性記者へのセクハラ疑惑について、16日に文書で報道内容を否定した福田氏は、出版元の提訴も辞さない強気な姿勢だ。セクハラ発言とされる音声データについては「(普段から)お店の女性と言葉遊びを楽しむことはある」と、相手が女性記者だったことを否定。一方、同省は告発した女性記者に調査協力を呼びかけるなど異例の対応を取っている。
最高裁「拒絶できる」
「福田事務次官との間で週刊誌報道に示されたようなやりとりをした女性記者の方がいれば、調査への協力をお願いしたい」
財務省は16日、福田氏に対する聞き取り調査の結果を公表すると同時に、同省の記者クラブ加盟各社に対し、社内で女性記者本人に手を挙げることを呼びかけるよう文書で要請した。
官民問わず、報道機関に対して独自の取材行為の内容が明らかになるような協力要請を行うことは「取材源の秘匿」の観点から極めて異例だ。
平成18年には、民事裁判で取材源に関する証言をNHK記者が拒んだ問題で、最高裁が「報道関係者は原則として取材源に関わる証言を拒絶できる」との決定も出している。
続きを読む
「不祥事案」カテゴリの記事
- 468万円着服で懲戒免職 機動隊女性主査「借金返済や生活費に」―茨城県警(6日)時事(2019.12.06)
- 納税など個人情報入りハードディスク 廃棄業者がネット競売に (6日)NHK(2019.12.06)
- 北海道警帯広署巡査部長を逮捕 他人のクレジットカード悪用疑い(6日)共同(2019.12.06)
- 詐欺被害届をシュレッダーで廃棄か 巡査部長を書類送検(5日)朝日(2019.12.05)
- 患者158人分の個人情報書類紛失 業者運搬中にトラックから落ち散乱、回収しきれず(4日)共同(2019.12.04)
コメント