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2018年4月26日 (木)

2018年4月26日 (木)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(26、27日 単位・レベル)
犯罪は時代を映す鏡
【治安うんちく】
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 犯罪は時代を写す鏡などと言われているが、昭和から平成にかけて国民を震撼させた身代金目的誘拐事件。最近はとんと聞かなくなった。変わりに登場したのがインターネット利用の誘拐事件。
 4月に入って都内に住む14歳の女子中学生を誘拐したとして38歳の男が警視庁に逮捕された。男はアイドル関係のプロデューサーと名乗ってLINEを通じて知り合った女子中学生を誘拐。新潟県の住宅にかくまったもので、女子中学生が「帰りたい」と話したため解放した。
 3月にはSNSで知り合った埼玉県内の女子中学生を都内の自宅に連れ込んでいたとして36歳の男が逮捕され、2月にもやはりSNSで知り合った神奈川県内の小学5年生の女児を呼び出し、川崎市の28歳の男が逮捕されるなど、ネット利用の誘拐事件が多い。
 こうした事件が今年に入り増えている。
 警察庁によると今年3月現在、略取誘拐・人身売買事件の認知件数は63件でなんと昨年より22件も増えた。一方で検挙率は101.6%と高く、前年より33.3ポイントもアップしている。
 発生のランキングは大阪の9件、東京の8件、兵庫、愛知の各5件に福岡の4件が続いた。まったく発生が無かったのは北海道や東北6県など18道県あった。
 検挙率は100%以上が23都府県にものぼった。実は、この検挙率に意味がある。
 日本の身代金目的の誘拐事件は平成18年6月現在288件。うち殺害されたのは34件、未解決事件は8件だった。検挙率はなんと9割もある。
 記録によると発生の第1号は昭和21年3月14日に日本帝国工業専務の令嬢誘拐事件。中でも昭和38年の吉展ちゃん事件は、警視庁名刑事の活躍の場として語り継がれている。そして平成18年の渋谷女子大生誘拐事件以降、身代金目的誘拐事件の発生は確認されていない。
 今や、携帯を使えば位置が確認されるなどもあって検挙率が高く、実行しても現場設定で逮捕され、実入も少ないことなどから減少したという見方もある。
 しかし、現代のネット利用の誘拐事件の多くは、金銭目的とするのではなく、逆に被害者も自らついていくなど事件の形態に大きな変化がある。
 家出して知らない叔父さんについて行く―なんかここにも家庭の問題があるような気がしてならない。
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
 【5年前のこの日】

F1010227http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-4188-23.html

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