警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(8、9日 単位・レベル)
新たな指定暴力団が…
【治安うんちく】
昭和59年ごろだったと記憶している。静岡県富士宮市に指定暴力団山口組の二次団体の後藤組があった。税務署が捜索に入ったところが事務所内にドーベルマンが数匹、放し飼いになっており、危険を感じた署員は捜索を中止する騒ぎになったことがあった。
ところが、今度は指定暴力団の道仁会の組事務所に、詐欺容疑で捜索に入った福岡県警の捜査員が闘犬であるピットブルに噛まれてしまった。36歳の組員がけしかけたもので県警は組員を重過失傷害容疑で逮捕した。
結局、静岡の後藤組は平成20年に解散してしまった。暴力団も犬に頼らなくてはならないほど地に落ちてしまったのか…
全国の警察が「暴力団壊滅」に向けた厳しい取り締まりをしているが、国家公安委員会はこのほど茨城県の暴力団関東関根組を指定暴力団に認定した。これで指定暴力団は全国で24団体になった。
警察庁によると今年に入り暴力団による刑法犯、特別法犯の検挙件数は一部を除いて減少している。
今年2月現在の暴力団の刑法犯検挙件数は2623件で前年に比べて264件の減少。検挙件数が最も多かったのは窃盗犯の1521件で同-60件。次いで詐欺の250件で同-84件、傷害の231件で同-50件と続いた。
ところが恐喝が8件増えて88件。さらに暴行が11件増えて158件、放火が5件増の9件となっている。
一方、特別法犯の検挙件数は1043件で同328件の減少。最も件数の多いのは依然として覚醒剤取締法が709件だが172件の減少。覚醒剤取締法が減少傾向にあるのに対して、増加傾向を見せていた大麻取締法が115でなんと9件の減少。ようやく歯止めがかかったようだ。重畳重畳…
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【5年前のこの日】
http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-4188-7.html
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