警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(6、7日 単位・レベル)
放火が減少しているのだが…
【治安うんちく】 今年に入り1月30日午後3時20分ごろ、埼玉県志木市で、小学校から火が出て2階と3階の教室や廊下の一部が焼ける火災があった。複数の場所から火が出たということから、警察は放火とみて調べている。出火当時、児童はすでに下校していて、教職員を含めてけがはなかったのが幸いだが、白昼に学校に放火するなど大胆不敵な犯行だ。
そのほか仙台市内で不審火が5件相次ぐ連続放火事件があったほか、千葉県我孫子市でもビニールハウスが焼けるなどの連続放火事件があるなど、依然として放火事件がなくならない。
そう言えば、東京消防庁管内の平成29年上半期の出火原因の1位は放火だった。
警察庁によると今年2月現在の放火の認知件数は158件で前年に比べて24件の減少。過去5年間で最も少なかった。
ランキングは千葉の19件、東京の16件、大阪の15件、福岡の11件、神奈川の8件と続く。発生が全くない県は青森、群馬、石川、福井、三重、和歌山、鳥取、島根、愛媛、高知、佐賀の11県に及んだ。
検挙率は77.2%だが、なんと前年より15.7ポイントもアップした。ランキングは福島、静岡、鹿児島の各200%など100%超えが19府県にも及んだ。
これに対して低かったのは栃木、長野の各33.3%、大阪の40%、宮崎、北海道の各50%などだが、滋賀は2件発生しても検挙は0件だった。
学校放火のあった埼玉県警の検挙率は、前年より66.7ポイントもアップして100%と完璧。場所が場所だけに1日も早く検挙して安心感を与えてほしい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【5年前のこの日】
http://policestory.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-4188-5.html
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