警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(1、2日 単位・レベル)
検挙率の差は…
【治安うんちく】 重要犯罪同様に重要窃盗犯もまた治安を観察する上で指針となる。侵入盗や自動車盗、ひったくり、すりがそれだ。
福岡県では、スマートキー(電子鍵)を登録するための機器「キープログラマー」を悪用してトヨタ自動車のプリウスを狙った窃盗犯の自動車整備業の男(36)が逮捕された。こうした手口の自動車盗は愛知や大阪などでも確認されており自動車盗グループが存在していると見て捜査を進めている=朝日新聞
警察庁によると今年2月現在の重要窃盗犯の認知件数は1万2125件で前年より1448件も減少した。
ランキングは大阪の1117件、千葉の1143件、愛知の1063件、東京の1038件、埼玉の880件など。
全体的に減少傾向にある中で埼玉は前年より125件も増加した。これに群馬の+110件、千葉の+88件、香川の+49件、宮崎の+31件と続く。
埼玉が増加した背景には侵入盗が107件も増えて全国で2位の増加件数となったほか、自動車盗は36件も増えて全国1位だったことが影響しているようだ。
増えるところもあれば減るところもある。最も減らしたのは愛知の-410件を頭に神奈川の-293件、大阪の-260件、静岡の-116件、北海道の-104件の順。
一方、検挙率は前年より3.2ポイントもあがり53.5%。ランキングは大分の181.6%、三重の124.9%、滋賀の117.4%、徳島の107.1%、広島の106.3%など。
低かったのは鹿児島の20.2%、岡山の23.9%、岐阜の26.1%、千葉の26.5%、茨城の29.9%と続いた。180%を越えている大分と20%台の鹿児島…この9倍に近い差は何を意味しているのだろうか。
これらに加えて、ひったくりやすりも前年より減少しており、それが全体の数字を下げているのだが…
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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