警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(3、4日)
暴力団の暴行が増える
【治安うんちく】
今年1月20日、警視庁が山口組総本部の家宅捜索に入った。容疑はヤミ金融を営んでいたとし、同組の2次団体「章友会」会長(50)を逮捕した関連の捜索。警視庁は、違法に受け取った利息が山口組に渡った可能性もあるとみて資金の流れを調べている。
ヤミ金融ばかりではない。2月も検挙は続いた。17都府県のコンビニのATMから18億円超が不正に引き出された事件の計画に関わった疑いがあるとして、福岡県警や千葉県警など5県警は、窃盗などの疑いで指定暴力団山口組総本部(神戸市)を家宅捜索。
さらに3月に入っては、岩手県内の70代の女性から現金300万円をだまし取った振り込め詐欺容疑で稲川会系の組幹部が逮捕されている。
検挙は相次いでいるが1月のひと月だけでは昨年より減っている。
警察庁によると刑法犯の今年1月の暴力団検挙件数は1133件、検挙人員は521人だが、昨年の1月より件数で182件、人員で174人の減少。
最も多かった窃盗の検挙件数は662件で前年より54件の減。次いで傷害の105件で同-37件。詐欺は92件で同-51件。凶悪犯の殺人は5件で-1件。ところが暴行の検挙件数は80件で24件も増えている。
一方、特別法犯の検挙件数は435件で127件の減少。検挙人員は331人で、これも79人の減。
検挙が最も多かったのは覚醒剤取締法の303件で60件の減。昨年まで増加傾向にあった大麻取締法は45件でこれも9件の減だった。
今年は検挙が減ったといっても全国で最も早い平成22年に暴力団排除条例を施行した福岡県警。工藤会などの徹底取り締まりを実施した結果、4年連続で構成員が減少しているという。
西日本新聞によると、福岡県警によると同県内の暴力団員(構成員と準構成員)数は昨年末現在で2040人。前年より200人の減だが、統計を取り始めた平成4年以降で最も少ない人数だという。やはり、徹底した取り締まりの効果は大きい。
その福岡県で、県と警察は暴力団からの離脱支援を強化するため、4月から離脱を希望する組員に避難先の宿泊費や交通費を支出する制度を新設するという。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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