警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(24、25日 単位・レベル)
高齢者を被害から守れ
【治安うんちく】 今年に入り、80歳以上の高齢者の詐欺被害が多くなっている。昨年(29年)の年間も同様傾向にあった。
警察庁によると今年2月現在の詐欺の認知件数は6231件で前年に比べて332件の減。
この被害者数を年齢別にみると事件数が最も多かったのは70~79歳の956件。次いで80歳以上の771件、40~49歳の685件と続いた。
この中で40~49歳が前年より82件、70~79歳が45件とそれぞれ前年より減少しているが、80歳以上は162件も増えている。
この現象は昨年もみられた。年間詐欺被害件数は4万2571件で前年より1581件増えている。被害件数の年代別のトップはやはり70~79歳の7516件。次いで80歳以上が4879件、40~49歳が4447件の順。
この年は80歳以上が前年より798件も増加。70~79歳も752件と増加数の年齢別で全年代の1、2位を占めた。
28年も同じ様で70~79歳が6764件でトップだったが、この年は40~49歳が4242件で2位。それに80歳以上が4082件と続いた。
なんと29年の全年齢の被害事件数に対して70歳以上の高齢者が29.1%と実に3割もあった。そして今年に入り、その割合は27.7%と若干は下がったものの高い数字にある。
高齢化社会を迎えるにあたり、幸福な余生をおくってもらうためには、お年寄りを犯罪から守ってあげることが社会の責務であろう。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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