警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(6、7日 単位・レベル)
1日に175件も発生
【治安うんちく】
億円単位の多額窃盗事件が起きたかと思うと少年が窃盗目的で民家に侵入し、見つかったことから殺人を起こすなど、泥棒事件が続いている。中でも侵入盗は減少傾向にあるとはいえ、今年1月は1日当たりに換算すると全国で百件を越える泥棒事件が発生している。
警察署から8500万円も盗まれる事件がある時代だから…と言えばそれまでだ。
今月に入り4日には茨城県つくば市の運送会社の事務所から現金約1億2000万円が盗まれる窃盗事件があった。お金は「トラックの新車を4台買う資金で、いくつかのバッグに分けて現金を保管していた」という。
さらに、千葉県茂原市で85歳の女性が自宅で殺害された事件では、少年3人が強盗殺人容疑などで逮捕されている。うち、ひとりの少年は「深夜に金目当てで家に入り、物色中に気づかれたので、自分が首を絞め、ナイフで刺した」と供述している。
こんな大胆な事件があるかと思うと生活に困って金を盗もうと、神奈川県小田原市の会社事務所に侵入した59歳の男が逮捕されている。
警察庁によると今年1月の侵入盗の認知件数は5425件で前年より174件の減。ただし、1日当たりに換算すると175件になり、減少傾向にはあるものの依然として高水準で推移している。検挙率は51.8%で前年より3.1ポイントアップしている。
認知件数のランキングは少年による事件があった千葉が542件でワースト1。これに愛知の511件、大阪の419件、福岡の415件、東京の404件と続いた。全体的に減っているなかで昨年より増加したのは福岡の+131件、千葉の+119件、群馬の+93件、埼玉の+87件など。
検挙率のランキングは大分の300%をトップに長崎の138.5%、滋賀の108.9%、群馬の95.3%、静岡の86.5%と続いた。
一方、低かったのは千葉の8.7%、山形の10.5%、鳥取の12.5%、岡山の13.2%、富山の15.2%など。
検挙率の低い千葉で発生した侵入盗から殺人に発展した重大事件で県警は少年を逮捕した。これは重畳々々…
それにしても「窃盗症」があるとは気づかなかった。単なる「癖」の問題ではない。ひとつの病気で、それには原因があるという。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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