ベルト警告音「消す」部品、ネットから一掃へ(18日)読売
シートベルト未着用時の警告音が鳴らないようにする部品について、ネット通販大手が相次いで出品禁止に踏み切っている。
千葉県警が昨秋、販売業者らを摘発したことを受けた措置で、これまで野放し状態だった「グレーゾーン」の商品がネット市場から一掃されようとしている。
部品は「シートベルト警告音キャンセラー」などの商品名で、警告音が鳴る装置が搭載された車の助手席に、重い荷物を置くケースなどを想定して広く販売されていた。
ネット上には「運転席での使用は目的外」との注意書きもあったが、使用状況を確認するのは難しく、愛知県内の販売業者の男性は「グレーゾーンの商品ではないかと思っていたが、購入者がいるから売っていた」と打ち明ける。
こうした中、千葉県警は昨年10月、運転席に部品を取り付けていた男女3人を道路運送車両法違反(不正改造等の禁止)容疑で初摘発。11月には、自動車メーカーのロゴを無断で入れた部品を販売目的で所持していたなどとして業者の男2人を商標法違反容疑で逮捕し、購入者の不正改造を手助けした容疑で追送検した。
これを受け、ネット通販大手「楽天市場」を運営する楽天は11月15日、部品を「取り扱い禁止商材」に指定し、業者側にメールや電話で出品削除を要請した。担当者は「不正改造のほう助に当たる可能性があるため」と説明。出品した場合は規約違反として出店ができなくなることもあるとしている。「ヤフーショッピング」でも同月21日、運営会社が取り扱いを禁じることを出店者に告知した。担当者は「使い方によっては安全性を確保できない」としている。アマゾンジャパンでも現在は部品の販売や出品は行われていないといい、愛知県の業者はネットのほか、店頭での販売も取りやめたとしている。
千葉県警の捜査幹部は「違法商品を摘発しても類似品がすぐに出回るのが常。今後も目を光らせていきたい」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180218-OYT1T50030.html?from=ycont_top_txt
« 警視庁、殺人容疑で男2人逮捕 組事務所に男性遺体(18日)共同 | トップページ | イランで旅客機墜落、搭乗の66人死亡か 現場は濃霧(18日)朝日 »
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- インスタで偽アカウント相次ぐ 個人情報など盗まれるおそれも(27日)NHK(2021.02.27)
- ネットの中傷投稿者、特定容易に 被害救済、改正法案を閣議決定(26日)共同(2021.02.26)
- モバイルバッテリーが発火 ネット購入品での事故に注意(26日)TBS(2021.02.26)
- 麦茶の石垣食品で個人情報流出 不正アクセス、224人分(25日)共同(2021.02.25)
- 気象庁HP、一時閲覧不能 外部クラウドでトラブル(20日)日経(2021.02.20)
« 警視庁、殺人容疑で男2人逮捕 組事務所に男性遺体(18日)共同 | トップページ | イランで旅客機墜落、搭乗の66人死亡か 現場は濃霧(18日)朝日 »
コメント