警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(17、18日 単位・レベル)
社会的制裁が必要だ
【治安うんちく】
電動自転車に乗った20歳の女子大生が昨年、通行人の女性(77)に衝突し、死亡させたとして、このほど神奈川県警は女子大生を重過失致死の疑いで書類送検した。警察は女子大生がスマートフォンと飲み物を持って自転車に乗っていて、ブレーキをかけられなかったことが事故の原因だったとした。
警察庁によると昨年(平成29年)の交通事故による死者数は3694人で前年より210人の減少。このうち自転車乗用中の死者は480人。全死者数の13.0%を占めた。
一方、自転車に関する事故の発生状況では自転車同士の出会い頭の事故が最多で4万6267件で、人と自転車の事故は717件と数こそ少ないが前年より96件も増えている。
自転車対人の事故で怖いのは賠償問題。過去にはねられた小学生の被害者の保護者が相手に9000万円の賠償を求めたケースがあった。警察庁によると平成29年の自転車にぶつかるなどして歩行者が死亡したり重傷を負った事故のうち、自転車側の損害保険の加入率は60%にとどまっていたという。
保険に加入していなければ大変な負債を負うことになる。場合によっては一生涯にわたり慰謝料を支払わなければならなくなる。
支払うほうも大変だが、事故の被害家族にしてみれば金の問題ではない。心に残る傷は大きいだろう。双方ともが不幸になる。
だったら、事故を起こしてからの賠償などではなく、事故を起こさないようにしなければならない。
自転車で片手の飲み物、片手にスマートフォンを持って乗用するなんて常識外。ところが、こうしたサーカスのような光景を良く見かけるんだよね。
先日などはカップラーメンを食べながら自動車を運転しているのを見かけた。左手がカップ、右手で箸を持ってハンドルは両肘で支えていた。警察はこれら不届き者に対する指導を厳しくする必要がある。
自宅前の通りでは自転車に乗った警察官が物陰に隠れて、違法行為者を発見して自転車で追跡する光景は良く見られる。ご苦労な話しだがどしどし切符を切って悪質なものは報道発表するなど社会的な制裁も必要だ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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