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2018年2月14日 (水)

2018年2月14日 (水)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(14、15日 単位・レベル) 
自殺者を防げ!
【治安うんちく】

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 自殺志願者の心を巧みに利用し9人を殺害した神奈川県座間市の事件を受け、SNSで自殺を防ごうとする研修会が東京・渋谷区で開かれた。神奈川の事件のようにSNSで自殺をほのめかす人たちを救おうと、全国SNSカウンセリング協議会が立ち上がり初めて開いたものでスクールカウンセラーなど約50人が参加したという。
 自殺―昭和53年から57年にかけて2万数千人台で推移、61年が2万6667人で昭和のピークとなった。それが、平成に入り15年には過去最多の3万4427人を記録。政府が自殺対策基本法を制定、各自治体も動き出すなどしたため減少し続け、29年は2万1302人となったものの依然として高い数字で推移している。
 警察庁によると今年に入り1月に既に1581人が自殺している。内訳は男性が1090人に対して女性491人。平成29年の1月と比べると224人少ないが、それでも1日当たりで換算すると51人がどこかで自殺している。
 ランキングは東京の169人、埼玉の105人、愛知の87人、大阪の81人、神奈川の73人と続いた。
 平成29年の年間自殺者数のランキングは東京の2148人、神奈川の1276人、大阪の1188人、埼玉の1182人、愛知の1151人の順となっており、順位こそ違うがどうも大都市に集中しているようだ。
 それにしても最悪を記録した平成15年だが、経済財政運営と構造改革を打ち出すなど景気は持ち直していた時期。昭和の不況の時には町の個人経営者の自殺者が目立つなど景気に左右される自殺者が多かった時期もあったが、今は中高校生などのいじめによる自殺や過労による自殺、人間関係が要因の自殺など内心面に問題があるような気がしてならない。
 国は、来月の自殺対策強化月間でSNSを使った民間団体の相談に初めて財政的な支援をして体制を強化することにしているといい、期待したい。
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。



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