運転免許証 75歳以上の自主返納 最多の25万人余(20日)NHK
高齢者ドライバーによる重大な交通事故が社会問題となる中、去年1年間に運転免許証を自主的に返納した75歳以上の人は25万人余りで、これまでで最も多くなったことが警察庁のまとめでわかりました。去年、改正道路交通法が施行され75歳以上のドライバーの認知機能検査が強化されていて、警察庁は「運転に不安がある人は返納を検討してほしい」としています。
去年3月に施行された改正道路交通法では75歳以上の高齢者ドライバーについて3年に1度の運転免許証の更新の際に受ける認知機能検査で「認知症のおそれがある」と判定された場合には全員に対し医師による診断が新たに義務づけられ、認知症と診断されると運転免許証の取り消しまたは停止の処分となります。
警察庁によりますと、去年1年間に運転免許証を自主的に返納した75歳以上の人は全国で25万2677人で、これまでで最も多かったおととしよりも9万人以上増え、自主返納の制度が始まった平成10年以降で最も多くなりました。
一方で返納後の移動手段の確保が課題となっていて、警察庁は運転できる車や時間帯などを限定した運転免許証を導入するかどうかなどについても検討を進めています。
警察庁は「高齢者ドライバーの交通事故対策は喫緊の課題だ。対策を進めるとともに運転に不安がある人は返納を検討してほしい」としています。
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