警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(20、21日 単位・レベル)
跋扈する偽物
【治安うんちく】
偽物がここまで来たか―C型肝炎の治療薬「ハーボニー」の偽造品が薬局で発見されたという。なんと言っても人の生命にかかわる場合もある偽物。奈良県内で見つかったもので、厚生労働省の専門家会議が再発防止策を打ち出している。
偽物と言えば通貨だが、医薬品から偽造カード、偽ドルまで「なんでも有り」の世界になってしまった。
★両替の100ドル札、偽物と確認=同時期に都内で170枚−同一か、警視庁捜査へ(20日)時事
★偽造医薬品問題 仕入れ先を厳格に確認を 専門家会議(21日)NHK
★フリマアプリで偽グッチ販売 ブランドロゴを偽造か(14日)テレビ朝日
★韓国、超精巧な偽100ドル札発見(7日)TBS
★偽100ドル紙幣 大阪でも両替 同一グループ関与か(5日)NHK
★マレーシアから偽造カード、百貨店で高額品購入(3日)読売
★偽?米100ドル札、日本人2人組が持ち込む(31日)読売
★東京・渋谷の両替商で偽の100米ドル札発見 都内で被害相次ぐ(30日)産経
★極めて精巧な偽造100ドル紙幣 相次いで見つかる(29日)NHK
★「粗雑」偽の一万円札使用で54歳会社員を逮捕 作ったのは別人 新潟(27日)産経
警察庁によると平成29年の偽造事件の認知件数は2904件で前年より272件の減。内訳は、最も多いのが文書偽造で1696件、支払いカード偽造が609件、通貨偽造が448件と続き、件数が最も少ないのが有価証券偽造で85件だが前年に比べて24件も増えている。
偽造事犯の検挙率は79.1%と比較的高い。最も高いのが支払用カード偽造で95.1%もある。続いて文書偽造は89.6%。これらは捜査の糸口が比較的に多いことから当然と言えばそれまでだが、流通の過程での認知が多い通貨偽造は19.6%と低いため全体を押し下げている。それにしても偽ドルが多いのは組織が関与しているのだろう。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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