警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(15、16日 単位・レベル)
逃げるんじゃない!
【治安うんちく】
今年に入ってひき逃げ事件が相次いでいる。
5日には、茨城県龍ケ崎市の国道6号で、38歳の人がひき逃げされて死亡。6日午前1時ごろには、千葉県松戸市の路上で自転車に乗っていた58歳の男性が後ろから来た車にはねられ、頭を強く打って死亡するなど5日深夜から6日未明にかけて、茨城県と千葉県で死亡ひき逃げ事件が相次いだ。
龍ケ崎市の事件では30分後に、49歳の男が現場に戻ってきて逮捕された。このほか1月2日に埼玉・蓮田市で小学6年生の男の子がひき逃げされ、重傷を負った事件があり78歳の男が逮捕されている。
ひき逃げ―被害者の救護や道路の安全を確保しなかったとして道交法で定める救護義務違反や危険防止措置義務違反では10年以下の懲役または100万円以下の罰金となるが、危険運転致死傷罪を適用された被害者がケガの場合は15年以下の懲役。死亡した場合は20年以下の懲役。殺人罪となると死刑又は無期懲役か懲役5年以上となる。
それでも逃げる人がいる。警察庁によると平成28年のひき逃げの発生件数は69件で前年より9件少なかった。死者は前年と同数の1人、負傷者は80人で同10人の減。
検挙率は意外に高い。この年は53件が検挙され検挙率は76.8%で前年より12.7ポイントもアップした。
逃げた理由で最も多いのは「被害が大したことないと思った」が17.0%。次いで「無免許だった」「飲酒運転が発覚しそうだった」がそれぞれ13.2%。「事故が恐ろしかった」が11.3%など。
検挙率の数字はその年の検挙件数から割り出されているが、前年、あるいは数年前の事件でも逮捕されれば逮捕の年の数字が上がる。
事故を起こしてしまっても「逃げるんじゃない」。前科がついて一生が台無しになるぞ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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