警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(12、13日 単位・レベル)
なぜ多いのか器物損壊
【治安うんちく】
産経新聞によると、埼玉県春日部市で3日夜から4日朝にかけて、車のタイヤをパンクさせられる被害が相次ぎ、半径約1キロ圏内で昨年12月から同様の被害が約100件確認され、埼玉県警は器物損壊事件として関連を捜査している。
さらに、4日には京都市の浄土真宗本願寺派の本山・西本願寺の総門に、落書きがあるのが発見されたほか、昨年12月には佐賀市にある佐賀城跡の国重要文化財「鯱の門」に油のような液体がかけられた跡が見つかり、警察は文化財保護法違反や器物損壊の疑いで捜査している。
総門も鯱の門も江戸時代に建立された貴重な国の財産。車のタイヤも含めてなんの目的があるのか?愉快犯なら許せない犯罪だが、残念ながらこの事件の検挙率は低い。
警察庁によると昨年11月までの器物損壊の認知件数は8万5816件。特殊な場合を除いて報道が少ないものだから気にとめないが意外に多いのだ。
ランキングは東京の1万1647件、愛知の8325件、大阪の7278件、多摩の6119件、兵庫の6044件と続く。全国的に減少しているのに高知が27件、奈良が4件増えている。
検挙率は低く10.2%。ランキングは沖縄の24.9%、長崎の24.6%、秋田の24.3%、和歌山の23.1%、岡山の20.8%など。
低いランキングは三重の6.8%、愛知の6.9%、岐阜の7.7%、千葉の8.1%、宮城の8.2%など。
100件発生しても検挙できるのは20件から7、8件というからどうしょうもない。これだけ防犯カメラが設置されているのだから、時間をかけても徹底的に検挙してほしい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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