警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(3、4日 単位・レベル)
「たかが恋愛」ではない
【治安うんちく】
ストーカー犯人は若い男だけとは限りません。昨年末には驚きました。なんとユーチューバーの相手に、交際を迫ろうとして自宅に押しかけ家の中に入り込んだ29歳の女性がストーカー行為をしていたとして逮捕された。
さらに以前に交際していた54歳の市の公務員の女性に執拗にメールを送信して付きまとったとして79歳の男がトーカー規制法違反の疑いで逮捕された。
ストーカー規制法が施行された平成12年の警察への相談件数は2280件だったが、年々増加して平成28年に2万2737件になった。前年より769件も増えている。
これに対して検挙件数も増加している。ストーカー規制法による平成12年の検挙件数は22件だったが28年には769件。前年より92件の増。
同法だけでなく刑法犯や特別法犯だも検挙している。平成12年は104件だったが28年には1919件になり前年より47件の増。このように相談件数に比例するように検挙件数も年々増加している。
平成28年の男女間トラブルで刑法犯、特別法犯の検挙が最も多かったのは脅迫の363件、住居侵入が345件、傷害が180件など。殺人は1件だったが、平成26年には5件もあった。
これまでは相談しても、相談者が刑罰を望まないと検挙できなかったが、非親告罪になり警察は事件性があれば積極的に検挙が可能になった。
「たかが男女間の恋愛感情」だが現在は人の生死に関わる問題。切ない世の中ですね。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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