迅速捜査、社会的影響も考慮か=刑事処分、処罰感情が焦点-日馬富士暴行(11日)時事
大相撲の元横綱日馬富士関(33)=モンゴル出身=が幕内貴ノ岩関(27)=同=を暴行した問題で、鳥取県警が日馬富士関を傷害容疑で書類送検した。被害届が10月29日に県警に出されてから約1カ月余りでの送検。聴取のために捜査員を東京や福岡県に派遣するなど迅速な捜査がうかがえる。来年1月には初場所があり、社会的影響も考慮したとみられる。
捜査のポイントは情報が交錯する中で、元横綱が具体的にどのような暴行をしたのかだった。貴ノ岩関から当時の状況を聴いた上で、11月17日に両国国技館(東京都墨田区)で元横綱から事情聴取した際には、現場の座席の位置について椅子を使って再現し確認。同席し、暴行を制止したとされる横綱白鵬関からは、2度にわたる参考人聴取で暴行に至る経緯を詳しく聴いた。
警察幹部は「聴取には協力的で、順調に捜査できた」と話す。
書類送検を受けた鳥取地検は、元横綱を改めて事情聴取するとともに、貴ノ岩関の処罰感情も確認して起訴・不起訴(起訴猶予)の刑事処分を決めるとみられる。判断の基準は暴行の結果の重大性や悪質性、示談成立の有無などの情状面がポイントとなる。
元横綱は責任を取って引退しており、社会的制裁を受けたと判断し、公判を請求せず略式起訴や起訴猶予にする可能性もある。傷害罪の法定刑は、15年以下の懲役または50万円以下の罰金。
過去の力士をめぐる暴力事件では2010年、知人男性を暴行し、顔に1カ月のけがをさせたとして、傷害容疑で書類送検された大相撲の元横綱朝青龍関=モンゴル出身=について、東京地検は示談が成立していることなどから、起訴猶予処分とした。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017121100437&g=soc
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