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2017年12月30日 (土)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(30、31日 単位・レベル) 
数字治安は回復したが
【治安うんちく】

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 平成29年もあと1日で終わりですね。11月だが刑法犯認知件数は84万2742件で、戦後最も少なかった平成28年の11月現在の91万8073件を7万5331件も少なくなっている。1月下旬までには29年の年間数字が出されると思うが、流れからみても事件が戦後、最も少ない年になりそうだ。
 平成29年の各マスコミの「社会部長が選んだ10大ニュース」のトップは、神奈川県座間市のアパートで9人の遺体が見つかった事件をあげている。
 このような事件は、まさに現代社会の象徴的な事件と言えよう。
 近年の事件を拾ってみると平成20年の東京・秋葉原で起きた歩行者の集団にトラックが突っ込んだ事件。7人が死亡し10人が重軽傷を負っている。
 24年には大阪・ミナミの路上で刑務所を出所したばかりの男が男女2人を刺殺した事件。28年11月13日には神奈川県相模原市の障害者施設で19人が刺殺された事件。そして座間市の事件など大量殺人事件の発生が多く、確かに数字治安は回復しているものの体感的には不安を抱えているのが日本の治安の現状だ。
 さらに、お年寄りの老後をメチャメチャにする振り込め詐欺の被害額は300億円とか400億円にのぼるなど負の要因が多すぎる。
 こうした背景には単身・独居の世帯数の増加やマンションなど共同住宅住人と地域住民との人間関係の希薄。さらに家族関係の崩壊から家族親族間における事件の増加もある。
 勿論、事件の捜査は警察官だけではできない。民間人の協力が必要なのだ。しかし、地域社会の人間関係の希薄さから聞き込み捜査で情報が得られない状態にある。
 平成5年には事件数の4.1%が聞き込みにより事件が解決した。ところが平成25年には1.6%と半数以下に落ちている。こうした課題にどう対処していくか課題は多い。
 さて、来年はどんな年になるでしょうか。国民の安寧を心から祈りたい。
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。

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