皇太子妃 雅子さま 54歳の誕生日(9日)NHK
皇太子妃の雅子さまは、9日、54歳の誕生日を迎えられました。
雅子さまは、誕生日にあたって文書で感想を寄せられました。雅子さまは、冒頭で、「ことしも、残念なことに自然災害の多い年でした」と1年を振り返り、「7月の九州北部における豪雨で多くの方が犠牲になられたことは、とても心の痛むことでした」と記されました。続いて、先月、皇太子さまと宮城県を訪れ、東日本大震災からの復興状況を視察したことに触れ、「復興に向けた多くの方々のたゆみない努力が、実を結びつつあることを頼もしく思うとともに、深い敬意を抱きます。被災された方々が、1日も早く安心して暮らせるよう心から願います」などと述べられました。
また、近年、社会的に弱い立場にある人々の困難な状況を耳にすることが多いとしたうえで、「だれもが互いに人格と個性を尊重しながら支え合い、将来に夢と希望を持って歩んでいけるような社会が実現されていくことを心から願っています」とつづられました。
一方で、天皇陛下の退位の日程が正式に決まったことについて、「これまで、長い年月にわたり、常に国民の幸せを願われ、ご公務の一つ一つを大切に、お心をこめてお務めになっていらっしゃいました両陛下の歩みに思いを致し、深い感慨を覚えます」と記されました。そのうえで、「これから先のことを考えますと、身の引きしまる思いが致しますが、両陛下のお導きをいただきながら、皇太子殿下をお支えしつつ務めを果たしていくことができますよう、努力を重ねて参りたいと思っています」と述べられました。
最後に、病気療養中でのことしの6度の地方訪問などを振り返り、「多くの方に笑顔で温かく迎えていただいたことは、私にとりまして大きな励みになりました。周りの方々にも助けていただきながら、できることが少しずつ増えてきましたことを有り難く、また、嬉しく思い、今後とも、快復に向けての努力を続けていきたいと思っています」とつづられました。
医師団「着実に快復もまだその途上」
宮内庁は体調を崩されてから14年になる雅子さまについて、治療にあたっている医師団の見解を公表しました。
この中で医師団は、雅子さまがことし、6度の地方訪問を務められたことなどを挙げ、「着実に快復してこられていて、一歩一歩ご活動の幅を広げられています」と説明しています。
その一方で、「まだご快復の途上にいらっしゃって、ご体調には波がおありです」などとしたうえで、「公的なものに加え、私的なご活動の幅を広げていっていただくことも大切だと考えています」と記しています。
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