警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(29、30日 単位・レベル)
驚異的検挙率の殺人
【治安うんちく】
今年は岡山県玉野市の山の中を通る道路で32歳の男が知人の男性を刃物で刺殺した殺人事件から始まった。
そしてやはり1月には東京都調布市国領町の都営アパート一室で89際の男性が、23歳の会社員の男に殺害され現金が奪われる強盗殺人事件。
2月に入ると名古屋市南区豊の民家で83歳の夫と80歳の妻が殺害され、現金の入った財布が奪われる強盗殺人事件が発生。この事件で近くに住む42歳の男が逮捕されている。
3月には千葉県我孫子市で行方不明になっていたベトナム人の小学3年の女の子が殺害され遺体で発見された。
また10月には神奈川県座間市内のアパートの一室から9人の切断遺体が見つかるという大量殺人事件があった。
座間の殺人事件を含めて今年は昨年に比べて殺人事件が増えた年だった。
警察庁によると今年11月現在の殺人事件の認知件数は848件で前年に比べて41件の増。検挙率は101.2%と極めて高かった。
認知件数のランキングは大阪の96件、東京の93件、神奈川と兵庫の55件、愛知の54件と続いた。増加したのは東京の+17件、奈良、広島の各+8件など。
検挙率は島根と長崎の200%を筆頭に100%以上が35都道府県だった。
一方、低かったのは鳥取の75.0%、群馬の81.8%、静岡の84.8%、兵庫の87.3%、茨城の88.2%など。
昭和の時代と比べるとどうも〝ホシ(犯人)割れ〟の傾向があるようで、特別捜査本部設置の件数が少なくなっている。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
最近のコメント