警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(24、25日 単位・レベル)
放火犯が増えている
【治安うんちく】
年の瀬に全国で放火が相次いでいる。
23日未明に埼玉県八潮市で自転車が燃えているのを通行人が発見。その20分後には現場から200㍍離れたアパートの駐車場の自転車が燃やされた。さらに24日朝にも近くのマンションの駐輪場で自転車2台が燃えたのを発見されるなど周辺で6件の不審火が相次いだ。埼玉県警は放火とみている。
同日未明には横浜市の住宅地で、駐車場に止めてあった乗用車や自転車などが焼ける不審火が4件相次いだ。
また23日未明にも愛知県稲沢市矢合町の資材置き場で、木の枝が焼ける火災があり、約2時間後には、約2・5㌔離れた同市大矢浄土寺町で畑ののり面約2・4平方㍍が焼けるなど不審火が相次いだ。
22日夜には福岡県大野城市筒井で、回収のため住宅前の路上に置かれていたごみ袋が焼け、約1分後には東へ数十㍍離れた路上のごみ袋が放火されるなど、ただでさえ火災が多い時期なのに放火とは、火付盗賊改方の長谷川平蔵ならこう言っただろう。
「市中引き回しのうえ打ち首獄門に処す」
警察庁によると今年11月現在の認知件数は874件で前年に比べて34件の増加。検挙率は77.1%で前年より0.4ポイント増えた。
認知件数のランキングは大阪が164件で他県と比べても断トツに多い。次いで東京の59件、兵庫の54件、千葉の49件、愛知の47件と続いた。
検挙率は鳥取の150%など23県が100%台。低かったのは奈良の33.3%、岩手の41.7%、山梨の42.9%、福岡の48.9%、鳥取の50.0%、愛知の51.1%の順。
そう言えば昭和の時代には、拍子木を打ちながら「火の用心」と歩きまわり、地域住民みんなで防止を呼びかけたっけ…間もなく平成も終わる。益々昭和は遠くなる。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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