警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(15.16日 単位・レベル)
動物虐待を許すな
【治安うんちく】
大阪府・住之江区の路上で猫をエアガンで撃った38歳の会社員の男が動物愛護法違反の疑いで書類送検された。男は11月24日、乗用車の運転席からちくわを投げて猫をおびき寄せ、2㍍の至近距離から撃った。
「ちくわを投げておびきよせる」―この手法をなんで利用できないのか?
テレビのワイドショーをみていると、サルが現れたとし警察官が網を持って追いかけるシーンが放送される。
そのサルだが、どうも神奈川県平塚市で目撃されたのが始まりだった。逃走を続けたサルは都内に入り、13日には千葉県市川市内で目撃される騒ぎになっている。
つまりサルは神奈川県警から警視庁を通過して千葉県警管内に入り込んでしまった。テレビでながされる映像を見ていて、「何をしているのだ」と思う一方で、追いつめられたサルは電線をつたって必死に逃げる様子を見ていると一種の〝動物虐待〟のように見えてくる。
警察は確かネットランチャーを所有しているはずだ。投網みたいなもので、銃で網をとばして犯人などを確保するもの。国会警備ではテロ対策として装備している。
大阪のように、餌を与えて食べているときにネットランチャーを使えば簡単に捕獲できるはずなのだが…勿論、使用すれば批判するやからも出るだろう。このままサルが逃げて人に危害を加えるようでは困る。逆に武器を公開することで抑止力にもなる。
動物虐待―動物愛護法なるものがある。みだりに傷をつけると1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられる。殺すと2年以下の懲役又は200万円以下の罰金になる。
警察庁によると平成28年に動物鳥獣関係事犯の検挙件数は543件で、検挙人員は616人。このうち、動物虐待の検挙件数は62件で前年より6件の増。検挙人員は66人で同3人の増加だった。
もちろん、愛護動物だから逃走しているサルは該当しない。ネットランチャーの映像など見たこともない人が多いはずだ。この際訓練の意味も兼ねて国会装備のネットランチャーを使用してみては…
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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