警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(12、13日 単位・レベル)
少年の詐欺犯が増加傾向
【治安うんちく】
埼玉県三郷市で17歳の少年が、ニセの警察手帳で69歳の男性からキャッシュカードをだまし取ったとして逮捕された。「埼玉県警の者です」と名乗る大胆な犯行だったという。少年によるこうした詐欺事犯が増加している。
警察庁によると今年11月現在、刑法犯で検挙された少年は2万4538人で前年に比べて4416人の減少。
このほど北九州市で18歳の無職少年3人が障害者の男性(22)を脅迫して現金などを奪ったとして強盗傷人容疑で逮捕されたが、こうした凶悪犯は416人検挙されている。前年より93人も減るなど減少傾向にあるが問題は詐欺やひったくり、賭博など金銭にまつわる犯罪が増加している。
詐欺犯で検挙された少年は730人で前年に比べて85人の増加。ひったくりが160人で同13人の増。風俗犯の賭博が18人で同11人の増加となっている。
それでも刑法犯全体が減ったのは窃盗犯の大幅な減少だ。検挙人員は1万4267人で同2571人も減少している。
その他で減ったのは暴行などの粗暴犯。3305人が検挙されたが前年より578人も減った。
このように全体的に減少傾向にあるとは言え依然として高水準で推移しており、少年非行対策は大きな課題だろう。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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