警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(11、12日 単位・レベル)
検挙率がアップしたのだが…
【治安うんちく】
刑法犯の検挙率が上がっている。殺人は100%を超え、汚職は前年を25ポイントもアップした。それはそうだろう。埼玉県上尾市ではゴミ処理施設の業務受注をめぐり市長が逮捕されたり、淡路市では上水道事業に絡み水道事業団の幹部が贈収賄で摘発されるなど当局の動きが活発なのだ。
警察庁によると今年11月現在の刑法犯の検挙率は36.1%で前年を1.9ポイントアップした。
大きな要因とみられるのが殺人の検挙率。凶悪犯全体の検挙率は87.9%で中でも殺人は101.2%もある。しかし、放火が77.1%と振るわず強制性交等も前年を6.1ポイントも下がってしまった。
次いで高いのは粗暴犯の82.3%で前年より1.3ポイント上がった。だが、知能犯が5.2ポイント下がり45.3%。汚職が上がっているものの詐欺の検挙率の悪さが影響しているようだ。
ランキングでは山形の74.9%を筆頭に秋田の74.8%、長崎の69.7%、鳥取の65.8%、島根の65.0%など。
低かったのは大阪の22.0%、埼玉の28.0%、東京の29.9%、千葉の30.5%、福島の30.8%など。
しかし、検挙率が高くても起訴率が低いようではどうしようもない。検察が不起訴にする理由をしっかり分析して改善が必要な部分の早期対処が望まれる。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
最近のコメント