警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(9、10日 単位・レベル)
平和ボケも甚だしい
【治安うんちく】
また起きてしまった。今度は群馬県警の31歳の男の巡査部長がドラッグストアのトイレに拳銃を置き忘れたという。トイレの個室に入った男性客がポーチを見つけ、店員に知らせて店員が110番したという。巡査部長は個室に入り、腰に付けていた自動式けん銃が入ったウエストポーチをはずして置き忘れたものだ。
アメリカの西部ニューメキシコ州の高校で発砲事件があり、生徒2人が死亡したという。銃社会の出来事だが日本はそれほどの恐怖感はない。
警察庁によると今年上半期の発砲事件は12件で前年同より5件の減少。平成28年は27件で前年より19件増加したが25年の40件に比べれば大幅に減っている。
平成20年以降、年間50件以下で推移しているが、発砲事件が住宅街で起きており、地域住民に大きな不安を与えている。
今年上半期の銃器事件での死者数は2人で前年より1人の減。28年は6人で同3人増えている。
検挙件数は68件で前年より11件の増。やはり暴力団に対する徹底取り締まりの効果があったのだろう。
押収丁数も161丁で前年より22丁も多い。問題は161丁のうち暴力団からの押収はわずか32丁にすぎず、残りは「その他、不明」となっており、それだけ地下に潜っていることを裏付けている。
アメリカでは2017年の調査になるが国民の約4割が銃を所有しているとも言われ、その数は2億万丁の銃が出回っていると見られる。2016年には1万1000人が殺害されたという情報もある。
これに比べれば日本は一般社会の浸透は極めて少なく、発砲事件数も多くない。しかし、少ないからと言って取締当局が危機感を失い、国民の生命を守る拳銃を置き忘れるとは〝平和ボケ〟も甚だしい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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