警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(5、6日 単位・レベル)
新たな外国人犯罪組織か
【治安うんちく】
想像もしていない事件が起きていた。5日の産経新聞によると「マレーシア詐欺団暗躍」の見出しが踊っていた。
マレーシア人と言えば不法残留者が多いものの、犯罪での検挙者が極端に少ないはずなのに…
同紙によると平成28年11月から今月にかけて東京都内で偽造クレジットカードを使い、高級ブランドの装飾品をだまし取っていたとして35人の同国人が警視庁に摘発されている。
警察庁によると今年10月現在の来日外国人の検挙人員は419人で前年より41人増えている。最も多いのは中国人の105人、ベトナム人の71人、ブラジル人の35人などだがマレーシア人の検挙者は0。平成28年には侵入盗で1人が検挙されているだけ。27年もやはり0ということは、警視庁の数字はまだカウントされていないのか?統計に疑問が残る。
警視庁によると摘発されたマレーシア人は「観光目的」として90日間の短期滞在資格で来日して犯行を繰り返していたという。
問題は、偽造クレジットカードの入手方法やだまし取る店の情報、だまし取った商品の処分もあり、短期滞在者の単独犯行とは考えられない。
法務省の調べによると不法残留者数は今年1月1日現在で最多は韓国人の1万3265人で全体の20.3%を占めた。以下、中国人が8846人で同13.6%、タイ人が6507人で同10.0%、ベトナム人が5137人で7.9%などだが、マレーシア人は1761人で同2.7%にしかすぎない。
これを警察の検挙者数でみると不法残留者数にほぼ比例している。
では、なんでマレーシア人の大量検挙となるのか。産経新聞はマレーシア国内には華僑系の組織があり関与が疑われると見ている。
「華僑」と言えば外国に移住している中国人のこと。現地ではコミュニティを作り、政治経済で強い影響力を持つと言われており納得できる。
それにしても新たな外国人犯罪組織として警戒しなければならないようだ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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