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2017年11月 5日 (日)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(5、6日 単位・レベル) 
突きつめれば…
【治安うんちく】

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 国民的な犯罪になってしまった振り込め詐欺―息子から現金400万円を受け取った60歳の母親。警察は、「詐欺で得た金を受け取った」として母親を組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕した。
 ところが、東京地検はこの母親を嫌疑不十分で不起訴にしてしまった。理由は、母親の「どういう金なのか知らなかった」の供述どおりに、「だまし取った金の認識がなかった」と判断したのだ。
 400万円という大金。息子の職業にもよるが疑問を持たなかったのか?母子が常に会話をしていれば疑問を持てたはずた。母子のその会話がなかったのかも知れない。
 振り込め詐欺の中でも最も多いのはオレオレ詐欺。犯人は息子を名乗り、困った振りをして金をだまし取るもので、例え離れて住んでいても子供との会話が常にあれば見破られるはずだ。
 不起訴の事件も親子の会話があれば防げる可能性は高い。オレオレ詐欺の事件が減らない背景を突きつめれば、親子のコミュニケーション不足もひとつの要因だろう。そのオレオレ詐欺が増加傾向にある。
 警察庁によると今年9月現在の振り込め詐欺の認知件数は1万2964件で前年に比べて3269件の増。被害額は267億1152万9497円で、これは前年に比べて7億3078万1263円の減。
 ところがオレオレ詐欺は、認知件数が5835件で前年に比べて1574件の増だが、被害額は143億9863万1293円で、前年より20億5107万7197円も増えている。
 検挙件数は1764件で418件も増えているのに、認知件数は、刑法犯全体に比べて振り込め詐欺の抑止が良くない。発生に追われて捜査が追いつかないのだろうか…
 殺人など刑法犯の中でも家族、親族間の事件が多いと言われる。オレオレ詐欺を含めて家族が絡む事件の抑止力が弱いのはどこに問題があるのか。警察力だけではないような気がする。
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。

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