警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(28、29日 単位・レベル)
新たな犯罪捜査ツールが
【治安うんちく】
防犯カメラの公開映像で詐欺グループの男が逮捕された。今年8月、東京・港区の86歳の女性から現金500万円をだまし取った詐欺グループの現金受取役の山形県米沢市の男(35)。警視庁は防犯カメラの映像を公開していた。
埼玉県警は14日午後、埼玉県杉戸町の路上で、タクシーの男性運転手に包丁のような刃物を突きつけて売上金3万円を奪って逃げた男の映像を公開して行方を追っているのだが…
防犯カメラの映像―最近は捜査に大きな役目を果たしているが、複数の防犯カメラに写った容疑者の映像が同一人物かどうかを、わずか2歩分の歩く姿で見極めるという「歩容鑑定」のシステムが登場しそうだ。大阪大の研究グループが研究を進めているもので、科学捜査の新たな切り札になるものと期待されている。
それにしても、今月に入って強盗事件が多くなっている。年末なので稼ぎ時でもあるまいに…
24日午後8時半ごろ、静岡県浜松市南区の住宅に3、4人の男が押し入り、67歳と53歳の夫婦を羽交い締めにしたうえ、殴って現金などを奪い逃走した。犯人は目出し帽をかぶっていた。
23日夜には、神奈川県秦野市のガソリンスタンドに男が押し入り、現金およそ100万円を奪って逃走している。
逮捕も相次いでいる。23日には群馬県前橋市朝日町で、1人暮らしの79歳の女性宅に宅配業者を装った2人組の男が押し入った強盗事件の犯人が交番に自首。
24日午後には、高知市の信用金庫で男が女性客に刃物を突きつけて現金1000万円分の厚みがある束を奪って逃げた事件で、高知県警は同日夜、55歳の男を強盗容疑で逮捕した。
東京都文京区のネットカフェで、従業員に刃物で重傷を負わせて現金を奪った41歳の男が25日、警視庁に逮捕されている。
今年に入り強盗は減少している一方で検挙率は上がっている。
警察庁によると今年10月現在の強盗の認知件数は1513件で前年に比べて481件の減少。一方で検挙率は81.0%で同2.1ポイントアップした。
認知件数のランキングは東京の288件、大阪の241件、埼玉の113件、神奈川の112件、愛知の108件の順。
検挙率の高いランキングは宮崎の200%、長野の160.0%、宮城の116.7%、沖縄の115.4%、山口と香川の100%など100%超えが6県もあった。
低かったのは石川の40.0%を最低に鹿児島の50.0%、熊本の57.1%、神奈川の61.6%、千葉の62.7%と続くが、ほとんどの都道府県警は半数以上を検挙しており、検挙の増加が抑止になっているのかも…
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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