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2017年11月26日 (日)

2017年11月26日 (日)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(26、27日 単位・レベル) 
大事なのは再犯防止
【治安うんちく】

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 強姦強制性交等犯は再犯性が高い犯罪と言われているほか、届け出を躊躇する事も多く暗数の多い犯罪でもある。
 平成28年の刑法犯検挙人員22万6376人のうち初犯者は11万6070人で再犯者は11万0306人と僅かだが初犯者が多い。
 ところが強制性交等犯は検挙者875人のうち初犯者は417人で再犯者はそれを上回る458人だった。
 警察庁によると今年10月現在の強制性交等の認知件数は949件で前年より98件の増加。検挙率は85.9%で同7.2ポイントのダウン。
 認知件数のランキングは東京の147件、大阪の104件、福岡の76件、愛知の66件、神奈川の58件と続いた。
 検挙率のランキングは認知件数はたったの1件だが300%の山梨。続いて福島の133.3%、秋田の125.0%、高知の116.7%、鹿児島の114.3%など100%超えが19県もあつた。
 これに対して低かったのは滋賀の37.5%、栃木の55.6%、千葉の66.0%、兵庫の68.2%、岡山の69.2%と続いた。
 この犯罪は、世界的にみて日本は少ないのがせめてもの救い。平成28年の犯罪白書によると人口10万人あたりの発生件数は米国が25.2で英国が35.8、ドイツが9.2なのに対して日本は1.1なのだ。
 警察は再犯防止のため男の性犯罪受刑者を対象に自己統制力不足の問題性を認識させて改善を図るなどの諸対策を講じている。
 しかし、なんと言っても許し難いのは子供に対する性暴力。
警察庁によると13歳未満の子供に対する犯行で懲役刑や禁錮刑となった者に対して、出所後に警察が居住地を登録する「再犯防止措置対象者」の登録制度がある。その数は、制度が始まった平成17年から昨年末時点までの累計で1679人にのぼるという。
 登録制度は、警察が対象者の居住地を把握して定期的に接触を図ることで再犯防止につなげる狙いだが、13歳未満と限らず相応の対応をすべきだ。
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。

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