警視庁管内体感治安
首都東京体感治安(14、15日 単位・レベル)
詐欺犯衰えず
【治安うんちく】
戦後で最も少なかった平成28年の刑法犯認知件数を今年はさらに下回りそうだ。
戦後に刑法犯認知件数が最も少なかったのは昭和48年の119万0549件。ところが昨年はさらに19万4429件少ない99万6120件と100万件を割った。
警察庁によると今年10月までの全国の刑法犯認知件数は76万8087件で前年に比べて6万6991件も減少した。
最も多かったのは窃盗犯で55万0103件、次いで粗暴犯が5万0700件、知能犯が3万8673件、そして凶悪犯の4041件と続いた。
前年に比べて増加してのは知能犯で2340件も増えた。中でも詐欺犯は3万5127件もあった。
増加したのは、体感的に影響が大きい凶悪犯の中の強制性交等は+98件の949件、殺人が+34件の772件だった。
認知件数のランキングでは東京の10万3947件、大阪が9万0290件、愛知が5万5443件、埼玉が5万2403件、神奈川が4万5036件の順。
47都道府県全てで前年より減っているが、最も減らしたのが大阪の1万3010件、東京の7915件、埼玉の6180件など。
刑法犯の認知件数の中で最も多いのは窃盗犯で約7割。しかし、これは減少傾向にあるが問題は知能犯。そのなかで約9割に当たるのが詐欺犯。
振り込め詐欺対策は喫緊の課題なのである。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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