警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(4、5日 単位・レベル)
恐ろしい事件である
【治安うんちく】
神奈川県座間市のアパートで男女9人の遺体が見つかった事件―その裏には自殺願望者の存在がある。
犯人の男(27)はツイッターで「首吊り士」と名乗り「力になってあげよう」と巧妙に誘うのが手口。そして自殺幇助というよりは、殺害して金品を奪うという極めて卑劣な犯行。
警察庁によると今年9月現在の自殺者は1万6463人。男が1万1421人、女が5042人。
ランキングは東京の1697人、神奈川の970人、埼玉の900人、愛知の889人、大阪の886人の順。
自殺者が最も多かったのは5月で2004人。次いで4月の1942人、3月の1903人、6月の1849人と春に集中している。
年間の推移を見ると昭和53年の統計が始まって以来、最も自殺者が多かったのは平成15年の3万4427人。次いで同10年の3万2863人と続き、15年以降は減り続けて27年には2万4025人と2万5000人を割った。
昭和58年と同61年に2万5000人を超えたが、同53年から平成9年までは2万人から2万5000人で推移している。それでも1日当たりにすると65人以上が日本のどこかで自殺していることになる。
WHOによると2014年の世界の自殺率のランキングは1位がリトアニアで1.95、2位が韓国で28.5、日本は1.95で6位だった。自慢できる話でない。
今度の殺人事件だが、身元不明者の身元が明らかになればなるほど受ける衝撃は大きくなる。被害者がなんで怪しげなサイトを利用してしまったのかを分析して、今後の自殺防止策に生かしてほしい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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