警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(26、27日 単位・レベル)
航空機事故が目立つ
【治安うんちく】
今年8月、青森県の竜飛崎沖で訓練中に墜落した海上自衛隊のヘリコプターが現場近くの海底に沈んでいるのが発見された。水深は約2600㍍あるという。
このところ航空機の事故が目立っている。これは10月に入って発生した主な航空機事故である。
★静岡行きFDA機引き返し 福岡空港に緊急着陸(24日)西日本
23日夜、福岡発静岡行きのFDA150便が機体トラブルのため引き返し、福岡空港に緊急着陸した。油圧系統のトラブルとみられる。
★航空自衛隊百里基地 誘導路を移動中の戦闘機から出火(18日)NHK
18日昼前、茨城県にある航空自衛隊の百里基地で、離陸しようとしていた戦闘機から火が出た。乗っていたパイロット2人にけがはなかった。
★ 空自ヘリ墜落か 浜松沖 海上に部品浮かぶ(17日)産経
17日午後6時ごろ、航空自衛隊のヘリコプターUH60Jの機影が、空自浜松基地の南約30キロの海上でレーダーから消える。
★小型機不時着 航空事故調査官を派遣し原因調査へ(16日)NHK
15日、福井市を流れる九頭竜川に小型機が不時着した。
★2人乗り小型機がエンジントラブルで砂浜に不時着(7日)テレビ朝日
6日夜に札幌を飛び立った2人乗りの小型飛行機が、エンジントラブルで北海道石狩市の砂浜に不時着。けが人はなかった。
旅客機やヘリコプターなどの事故、トラブルが目立っているが、運輸安全委員会によると今年の10月16日まで国内で発生した事故は大型機が1件、小型機が7件、ヘリコプターが4件など。
記録のある昭和49年から今年まで43年間の事故件数は大型機が166件、小型機が390件、ヘリコプターが最も多く432件。
これまで1年間で最も多かったのは大型機が昭和51年の9件。小型機は昭和62年の17件、ヘリコプターは平成3年の19件となっている。
昭和49年から平成28年までの航空機事故をみると最も大きかったのは昭60(1985)年8月12日に発生した日本航空機の御巣鷹山墜落事故で520人が死亡している。この事故を含めて1980年代が航空機事故のピークだった。
事件もそうだが事故も不思議と続くもの。特に民間航空の旅客機などは気を引き締めて輸送に当たってほしい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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