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2017年10月25日 (水)

2017年10月25日 (水)

警視庁管内体感治安レベル2

首都東京体感治安(25、26日 単位・レベル) 
口座凍結が問題ではない
【治安うんちく】

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 25日付讀賣新聞の社会面トップに「ヤミ金借りたら口座凍結」の記事が載っていた。
 訴えている人は、ヤミ金から借りるため自分の口座をヤミ金業者に教えたが、それを悪用されて警察が凍結したため融資が受けられずに経営する会社が廃業に追い込まれたというもので、弁護士らの支援団体が改善を要請するという。
 ちょっと待て本来、口座を凍結するのは警察ではなく、あくまでも銀行が顧客との約款で行うもの。警察は不正口座の情報を提供しているだけなのだ。取り扱いの警察から直接銀行に連絡して凍結するのがだめというなら、年間375億円(平成28年)という高額詐欺被害をどうして防ぐ?
 振り込め詐欺の犯人は、ひとつの口座に次々に振り込ませる事が多い。多いときは午前中だけでも10人近くにのぼり、振り込まれた金額は何千万円になる。そして振り込むのを確認すると次々に引き出すので振り込んだ金は口座に残らない。
 だから、1分1秒を争って凍結するのだ。
 それを例えば、警察の担当部署から警察庁に報告して、警察庁はそれを銀行協会に連絡。その後に協会が担当銀行と策を講じる―この時間はどれぐらいかかるのかが問題だ。
 仮に1日や2日とすれば、その間に何十人ものお年寄りが振り込まされ、被害額は場合によっては何億円になる。そんなことでお年寄りを犯罪から守れるのか?弱者を救うのが法律でないのか?
 ヤミ金に口座を取られたとか、落とした口座が利用されたとか、盗まれた口座が犯罪に使われたとか、それはその個人の責任。それでお年寄りの被害者を増やすようでは本末転倒も甚だしい。
 首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。

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