警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(18、19 単位・レベル)
減り続ける泥棒
【治安うんちく】
治安情勢を観察する上で重要な指標となるもうひとつに重要窃盗犯がある。
警察庁によると今年9月現在の認知件数は6万7467件で前年に比べて3794件の減少。検挙率は前年より0.2ポイントアップして50.7%だった。
認知件数のランキングは愛知の6397件、大阪の5934件、東京の5364件、千葉の5267件、神奈川の4376件など。
全体的に減少しているが増えたところもある。岡山はなんと213件の増。これに奈良の+122件、大分の+57件、佐賀の+41件、兵庫の+25件と続いた。
最も認知件数が多かったのは侵入盗で5万4962件。
このほど千葉県内や神奈川県内でトヨタ・ハイエースの自動車を盗んでいた32歳の男2人が千葉県警に逮捕されたが52件も関わっていたと見られる。この自動車盗が7745件で2位。他に、ひったくりが2155件、すりが2605件と続いている。
検挙率のランキングでは秋田が116.7%、山形が115.3%、長崎が115.0%、大分が95.3%、和歌山が90.5%の順。
これに対して低かったのは山梨の25.9%、大阪の26.8%、福井の34.0%、広島の35.2%、福島の36.6%と続いている。
茨城県日立市では、酒販売店に電柱をよじ登り2階のガラスを割って侵入した犯人に金庫から現金約480万円などが盗まれる大胆な事件が発生した。2階だからと言っても安心できないのが泥棒の世界。昭和の時代、ビルの2階、3階から侵入する東京は銀座の〝怪盗むささび〟を思い出した。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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