警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(17、18日 単位・レベル)
男女平等なんだ
【治安うんちく】
32歳の男が高校3年の男子生徒(18)に乱暴したとして、神奈川県警に逮捕された。
男は、横浜市の自宅に遊びに来ていた男子生徒が寝ている間に乱暴したもので、容疑は準強制性交。今年7月に刑法の強姦が強制性交等に改正され、男性も被害者に含められるなど厳罰化されている。その強制性交犯の事件数が増加傾向にあるのに対して検挙率は減少傾向にある。
警察庁によると今年9月現在の認知件数は825件で、前年に比べて71件の増加。検挙率は84.0%で同7.2ポイントの減少。
認知件数のランキングは東京の128件、大阪95件、愛知59件、福岡58件、神奈川52件など。この5都府県で全認知件数の半数近くを占めている。
前年に比べて増えているのは大阪の+19件、神奈川の+17件、福岡の+13件、沖縄の+10件、茨城の+9件と続いた。
一方検挙率は山梨の300%をトップに佐賀の150%、福島の133.3%、秋田の125%、長野の120%など。
低かったのは滋賀の28.6%、石川の33.3%、兵庫の58.3%、大分の60.0%、千葉の61.9%と続き差が開きすぎている。
ただし問題は、起訴率の低下だ。平成12年には68.4%あったが同18年には61.2%、同19年には54.6%に落ち、同25年には43.5%と半分も起訴できないのだ。刑罰は重くなっても、〝やり得〟が許されるようでは抑止効果は期待できない。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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