警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(10、11日 単位・レベル)
逃げるな!
【治安うんちく】
自転車によるひき逃げ事件が発生していたが、その犯人がこのほど逮捕された。
その事件とは―今年9月に静岡市葵区の県道沿いの歩道で76歳の女性が自転車に接触されて転倒し、骨盤骨折の重傷を負った。衝突した自転車には女が乗っており、そのまま逃走、静岡県警は重過失傷害と道交法(ひき逃げ)容疑で追っていたが、このほど同区内に住むエステ従業員の女(20)を逮捕した。
千葉県市川市の交差点では今月8日に男性がひき逃げされて倒れているのが発見され、その後、死亡。千葉県警はひき逃げ事件として捜査しているが、この「ひき逃げ事件」の認知件数は減少傾向にあるものの高水準で推移している。
警察庁によると平成27年の認知件数は1万6996件で前年より2068件の減少。検挙件数は7776件。いずれの数字も過去10年間で最も少なかった。しかし1日当たりにすると46件発生していることになる。
被害状況をみると被害者の被害程度で最も多いのは軽傷で1万7498人。重傷が1215人と続くが、死亡が151人もあった。
発生のランキングでは大阪が764件、千葉が546件、埼玉が472件、東京が429件、兵庫が261件と続いた。
では「なぜ逃げるのか」だ。大阪を例にすると最も多いのは「事故を起こしたことを恐れて」で75件。次いで「逃走すれば分からない」が66件。「損害賠償を恐れて」が43件。「被害者が大したことない」が40件など。
検挙率が45%を超えで少ないと感じるが、重大事故になると破片などが残るほか、近年は防犯カメラもあり、時間がかかるもののほとんど逃げ切れないだろう。
ひき逃げなんて、逃げて得しないばかりか刑罰が重くなるばかりだよ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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