« 水道蛇口から下水処理水、東京・足立区の住宅(13日)TBS | トップページ | 小出恵介さん きょう書類送検へ 深夜に17歳女性連れ出した疑い(13日)NHK »

2017年9月13日 (水)

特殊詐欺実行役、際立つ厳罰 札幌地裁判決「初犯で実刑」大半(13日)共同

 道内で深刻化する特殊詐欺。被害者から通帳やキャッシュカードなどを受け取る「受け子」や現金を引き出す「出し子」ら実行役の刑事裁判について、札幌地裁判決を分析すると、「初犯で実刑」が大半を占め、厳罰の傾向が際立つ。実行役は詐欺グループ内で末端の役割とされ、「金になるから」と安易に加わる若者も目立つが、負うべき代償は重い。
 実行役は、被害者との接触や防犯カメラの映像などで人物を特定されやすく、逮捕される危険性が高い。
 札幌地検によると、実行役として詐欺罪などで起訴し、札幌地裁で判決を受けた被告は、2014~16年度の3年間で19人。前科の有無は公表していないが、「ほとんどが初犯」(札幌地検)という。このうち執行猶予が付いたのは3人にとどまり、全体の2割に満たない計算になる。
 犯罪白書によると、15年に全国50地裁で言い渡された刑法犯の有期刑(有期の懲役・禁錮)判決のうち、執行猶予判決は53・6%、特殊詐欺を含む詐欺罪は51・3%といずれも過半数を占めるのに比べ、特殊詐欺の実行役の低さは顕著だ。
 厳罰の背景には、《1》被害が高額に上り、結果が重大《2》実行役がいないと犯罪が成り立たず、役割が不可欠《3》被害の回復が難しい―などの理由が挙げられる。

■報酬は少なく

 今春にかけて逮捕された10~30代15人の詐欺グループは、道内を拠点に高齢者20人以上から総額2千万円以上をだまし取ったとされる。受け子を務め、詐欺罪などに問われた男(24)は公判で、報酬について「引き出し額の10~15%だった」と説明。弁護人も「従属的な立場だった」と強調し、執行猶予を求めた。しかし、判決で裁判官は「必要不可欠かつ重要な役割を果たした」として懲役4年6カ月の実刑を言い渡した。
 詐欺罪では刑の重さ(量刑)を判断する際に「被害の大きさ」と「弁償状況」が重視される。被害を回復すると、それが被告に最も有利な情状理由となり、執行猶予の可能性も高まる。
 だが、特殊詐欺の場合、弁償は容易ではない。民法上は、指示役も実行役も等しく、被害の全額に対して賠償責任を負うためだ。
 例えば、ある受け子が計5人で100万円をだまし取り1割の報酬を得たとする。この受け子が負う賠償額は「報酬分の10万円」でも「被害額を5等分した20万円」でもなく、「全被害額の100万円」となる。 https://www.hokkaido-np.co.jp/article/131070?rct=n_hokkaido

« 水道蛇口から下水処理水、東京・足立区の住宅(13日)TBS | トップページ | 小出恵介さん きょう書類送検へ 深夜に17歳女性連れ出した疑い(13日)NHK »

振り込め詐欺」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/514231/65784542

この記事へのトラックバック一覧です: 特殊詐欺実行役、際立つ厳罰 札幌地裁判決「初犯で実刑」大半(13日)共同:

« 水道蛇口から下水処理水、東京・足立区の住宅(13日)TBS | トップページ | 小出恵介さん きょう書類送検へ 深夜に17歳女性連れ出した疑い(13日)NHK »