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2017年9月20日 (水)

治療は「親子関係」から 不登校につながる「ネット依存症」(20日)共同

夏休み明けは、子どもたちの不登校が増える時期。その原因の一つとして十年ほど前から注目されてきたのが、ネット依存症(インターネット使用障害)だ。中学生から大学生までの男子に多くみられ、オンラインゲームに没頭するケースが多い。課金制のゲームで浪費したり、親との関係がこじれて、暴力につながることも。八日に横浜市で開かれた日本アルコール関連問題学会のシンポから、二つの医療機関の取り組みを紹介する。(編集委員・安藤明夫)

 「この時期の外来は、新しい予約がぎっしりです」。大阪市立大病院精神神経科の片上素久医師が説明した。大半はオンラインゲームに没頭して、生活が昼夜逆転し、夏休み明けから学校に通えなくなった子どもたちだ。
 こうしたネット依存症が広がる原因を、片上医師は「勉強で一番になることは難しくても、ゲームでは成果が出て、友達の称賛を浴びることができる。現実の社会で成果が上がらない場合は、依存しやすくなる」と分析する。親は治療に熱心でも、本人の治療意欲は著しく低いのが共通点だ。その状態で無理にネットを絶たせると、ますます治療から遠ざかってしまう。親の「過度な期待」に応えられず、自己否定感を抱いている場合が多く、家族の関係のゆがみを修正することが治療の基本だという。
 片上医師は、自己肯定感を高めるためには、家庭で親が接し方を改める必要があり▽少しでも本人ができたことをほめる▽新しいチャレンジにはお駄賃をあげる-などの対応が有効と指摘した。
続くdownwardleft

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