警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(16、17日 単位・レベル)
全ての都道府県で減少
【治安うんちく】
刑法犯事件が減少し続け、昨年は戦後最小数を記録したが、今年はさらに5万件以上も減少していることが分かった。しかも47都道府県警全てで減少している。
警察庁によると今年8月現在の刑法犯認知件数は61万2414件で前年同期より5万0250件も減少した。
内訳をみると窃盗犯が4万5936件も減らしたほか、器物損壊や占有離脱物横領などのその他刑法犯が5566件、粗暴犯が559件、風俗犯が433件、凶悪犯が321件と減っているのに対して知能犯が2565件も増加した。要因は振り込め詐欺などの詐欺犯の増加だ。
認知件数のランキングでは東京の8万3159件、大阪の7万1999件、愛知の4万4222件、埼玉の4万1834件、神奈川の3万6108件の順。
47都道府県警全てで減少しているなかで最も減らしたのが大阪の1万0415件。続いて東京の5611件、埼玉の4818件、北海道の2890件、福岡の2856件と続いた。
平成に入り、年間10万件づつ増加して同14年には285万件と300万件に迫ったときは、日本の治安の暗黒時代を感じたものだった。
そして、この抑止力。勿論、警察力もあろうが、やはり国民の協力があっての成果であり、最悪の状態を見てきた小欄にとっては感動するばかりだ。
産経新聞によると千葉県警は各警察署の地域課に所属する警察官を対象に職務質問の技能向上を図る大会「職務質問技能検証会(仮称)」を年内にも実施するという。それぞれの県警が趣向を凝らした対応に感心させられるが、千葉県警よ「警察の心髄」を見せてやってほしい。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
最近のコメント