警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(7、8日 単位・レベル)
少年自殺の動機は学校問題が多い
【治安うんちく】
夏休みも終わり新学期が始まった。「夏休みあけに自殺が多い」とされているが、案の定、東京や千葉などで高校生の自殺が目立った。
自殺―警察庁の平成28年の数字になるが、全国の自殺者数は2万2082人で、このうち19歳未満の少年が493人だった。
原因別で最も多かったのは学校問題で151人。これに健康問題109人、家庭問題93人、男女問題45人など。
学校問題の中で最も多かったのは学業不振で44人、進路の悩み38人、入試関係が24人、友達との不和が18人と続き、いじめは8人。
こうしてみると「いじめ」による自殺は良く報道されるので多く感じるが、その他にも家庭問題や親子関係、友達関係などが圧倒的に多い。家庭問題93人の中には親子関係の不和30人が含まれる。
こうした点を総合すると少年達の自殺を防ぐのは第一に家庭環境、即ち親子の対話だろう。そして次が学校の先生だ。時々、廊下でも会話を交わすなどで生徒たちの精神的あるいは健康状態を読み取ることだ。それがプロだ。
少年には関係ないが警察庁によると今年7月現在の全国の自殺者は1万2861人。男が8896人、女が3965人。
ランキングは東京が1326人、神奈川が756人、埼玉が697人、愛知が691人、大阪が654人と続いた。
消さないで 尊い命と 夢ある未来
はなそうよ 心の悩み その気持ち
これは愛知県など中部9県が採用している統一標語だ。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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