警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(4、5日 単位・レベル)
タンス預金をなくせ!
【治安うんちく】
オレオレ詐欺で「自分は被害にあわないと思う」という人が多いが、高齢者になればなるほどその傾向が強くなっていることが今年実施した内閣府の調査で分かった。
警察庁によるとそのオレオレ詐欺の認知件数は増加しており、振り込め詐欺全体の認知件数を増やしている。
今年7月現在の振り込め詐欺の認知件数は1万0152件で前年より2508件も増加した。この中でオレオレ詐欺は4408件で同1108件も増えるなど半数を占めた。
しかし、振り込め詐欺の被害額は209億4462万1475円で同6億3515万7985円の減少。この中でオレオレ詐欺は110億1165万1487円で、前年に比べてなんと13億1315万5571円も減った。
認知件数も被害額も減少したのが架空請求詐欺。認知件数が3162件で同1295件の減。被害額は70億1668万6988円で21億9024万4556円も減らしている。
これに対して増加したのは還付金詐欺。認知件数が2200件で95件の増。被害額は25億1467万9000円で2億2848万1000円の増加となった。
特殊詐欺の中で大幅に減ったのは金融商品等取引名目詐欺。認知件数で150件も減らし、被害額で10億5300万円余も減らしている。
今年に入ってからの年齢別の統計は無いが、被害の件数、被害額は依然として高い水準にあり、内閣府の統計にもあるように「高齢者に対する抜本的対策」が必要だ。
諸対策は行われているが問題はお年寄りのタンス預金。金利の引き上げなどの経済面の改革を検討するのもひとつのアイディアかもしれない。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
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