警視庁管内体感治安レベル２

首都東京体感治安（３１、１日　単位・レベル）　
活用しよう＃８１０３番
【治安うんちく】

　卑劣な犯罪と言われる性犯罪―認知件数は減少傾向にあるものの、１日に３人ぐらいの被害者がいる。これまでの親告罪から非親告罪に、そして罪名もそのものづばり強制性交等に変わった。そして全国の警察は「被害者が相談しやすい環境を整備するため」として、性犯罪被害相談電話窓口につながる共通の短縮ダイヤル番号（＃８１０３）を導入した。
　強姦事犯は昭和の時代で最も多かったのは３６年の６８５７件。翌年から減少し続けて５８年には１９７０件と千件台に減り、平成に入っては１２年に２２６０件と２千件台になったものの減少傾向に入り、２８年には９８９件まで減少。統計開始以来、最も少なかった。とところが今年に入り、若干だが増加傾向を示している。
　警察庁によると今年７月現在の認知件数は５７７件で前年に比べて５件の増。検挙率は８７．９％で前年に比べて１０．５ポイント減少した。
　認知件数のランキングでは東京の８９件、大阪の６９件、愛知、福岡の４５件、神奈川の３７件と続いている。　
　検挙率のランキングは山梨が３００％、山形が２００％、熊本が１５０％など１００％以上が２０県に及んだ。山形を含めて宮城、福島、岩手、青森の東北管区管内は全て１００％を超える完璧さだった。
　低かったのは滋賀の２５．０％、大分の３３．３％、岡山の４０．０％、千葉の４８．１％、石川の５０．０％と続いた。
　こんな卑劣な事件は完全抑止が理想。島根や佐賀などは発生が無かった。
　首都東京体感治安は「レベル２（ブルー）」とする。